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日経エンタテインメント!2014年3月号
特集 アニメ名作遺産100
1980年代黄金期
「機動戦士ガンダム」
原作/総監督・富野由悠季インタビュー 要約版
――「機動戦士ガンダム」。(中略)原作と総監督を務めた富野由悠季氏は何を描こうとしたのか。
富野:僕はアニメもロボットも大嫌いなんですよ。でも、その嫌いなロボットアニメで何ができるのかを考えたときに、“映画”に仕立ててみせると覚悟したんです。映画になるというのは、ドラマを描くということ。人間関係、強いては愛憎劇を見た人が納得する形で描こうと決めました。ロボットもギミックとして扱うのではなく、映像世界に見合う状況、言うなれば“嘘”の設定・世界観を作って、存在感のあるものにする。そうすれば、カッコよく戦うなんて後からついてくる。
――世間的に見れば「ガンダム」は大成功。しかし「やってきたことは間違いじゃなかった」と感じたのは、放送から20年がたった頃。
富野:ずっと悔しい思いをしていたし、耐えるのはつらかったですね。熱狂的ファンは家族みたいなものだから、それで満足していてはダメで、公共放送で30分もらうなら社会に認められないといけないんです。やっぱり主題歌で「紅白歌合戦」に出ないとね。
――現在は新作制作の真っ最中。次なる一手に期待がかかる。
○名作こぼれ話 「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」
ラストのあのシーンは「ロボットの出来がよかったから壊した」!?
富野:主人公の勝った負けたがテーマではないし、インパクトを狙ってラストシーンでガンダムの上半身を吹っ飛ばしてみたら、スタッフの間で「あれっ? まだ(ガンダム)が動くぞ?」という話になった。実は、コア・ファイターが残っていることに気づいたのは吹っ飛ばした後で、あの展開は偶然生まれたんです。
<富野由悠季 とみの・よしゆき>
1941年生まれ。「機動戦士ガンダム」では監督、原作、脚本、演出、絵コンテ、作詞を務め、小説版も。
新作の脚本は全話、富野氏が執筆。
http://www.g-reco.net/
Domain Name: g-reco.net
Creation Date: 2014-02-04T02:44:10Z
Registrant Name: SUNRISE INC.
Registrant Street: 2-44-10,Kamiigusa
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本帖最后由 ガスト 于 2014-2-8 14:32 编辑 ]