月刊ニュータイプ2010年9月号 MECHANICAL POWER! OVA「機動戦士ガンダムUC」古橋一浩監督インタビュー 要約版
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シャアの再来、その名はフル・フロンタル
――新たなる宇宙世紀を描く「機動戦士ガンダムUC」の“episode 2(2話)”公開が10月30日と決定した。“episode 1(1話)”から約8か月。もう待ちきれないという人も多いだろう。そこで今回は、その制作を完了した直後(翌日!)の古橋一浩監督に“episode 2”の見どころについて直撃インタビューしてきた。
古橋:第一の見どころはやはりフル・フロンタル演じる池田秀一さんの声ですよね。なんでも収録1週間前から酒断ちをしてくださったそうで(注・池田秀一は無類の酒好きとして有名)、そのおかげか、まるっきりシャアの再来といった感じになったと思います。あと効果音にも注目してください。“episode 1”でも「機動戦士ガンダム」の効果音を加工して使っていますが、今回はビーム・マグナム用にビーム・ライフルの音を重厚に加工して使っています。
――どちらも機動戦士ガンダム世代にとって思い入れたっぷりな部分だけに、大いに期待したいところだ。
古橋:今回も、とにかく尺<フィート>(収録時間)との戦いでした。コンテになってからもセリフを洗い直し、そぎ落とし、最後には接続詞をカットしてまで縮めたほど。ですから、どうしてもメカ戦シーンはカットされてしまいがち。
“episode 2”冒頭のデストロイモード戦闘も2分弱くらいで終わってしまいます。でもハイスピードで飛び回りますので、密度的にはきっと満足してもらえるはず。中盤にはシナンジュも登場します。あと細かいところでは画面上をアイザックが横切るシーンがありますので、見落とさないでほしいですね。ネェル・アーガマの主砲旋回カットは6秒も使っています。主砲フェチ(笑)としては毎回出したいのですが、3話、4話では出番はなさそうですね(泣)。
――
なお“episode 2”では、小説版3巻から4巻半ばまでが描かれる。
古橋:「袖付き」の本拠地でギルボア一家と日常を過ごしたバナージが、戦場では彼らと銃口を向け合わねばならないという展開がガンダム的。“episode 2”は、その戦いへの不安をにおわせたところで終わります。制作作業はすべて終わりました。公開まで、今しばらくお待ちください!
フル・フロンタル
CV:池田秀一
いよいよ宿命のライバル、フル・フロンタルが登場。「収録時、年齢を感じさせない当時そのままの声の印象に驚きました」(監督:古橋一浩)
このメカ ここスゴ
シナンジュ
ほかのMSの3倍の速さで、ネェル・アーガマを翻弄するシナンジュ。隕石群中を自在に飛び回り、けり、盾とし、ビーム・マグナムすらかいくぐる。速さと大きさ、重量感を共立させるのは物理的に不可能だが、「目標は優雅さを感じさせること」(監督:古橋一浩)
月刊アニメージュ2010年9月号 オススメ見所早わかり!新作アニメ!弾丸トラベラー OVA「機動戦士ガンダムUC」episode 2「赤い彗星」小杉尚弘プロデューサーインタビュー 要約版
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宇宙世紀の歴史を楽しんで!
ガイド:小杉尚弘さん(プロデューサー)
小杉:なんといってもフル・フロンタルの登場が見どころです。
――とガイドの小杉尚弘さん。episode1終盤、息詰まる「ユニコーン対クシャトリヤ」戦から、たたみかけるようにepisode2冒頭では「赤い彗星」フル・フロンタルが発進! 迫力のMS戦を披露するというから見逃せません。
小杉:フル・フロンタルとバナージの初対峙シーンもあります。お互いが世界をどう考えているのかを語り、器量を推し量るという物語的に重要なシーン。フル・フロンタルは本当にシャアなのか?を推理するという楽しみ方もできます。
――また物語の舞台は工業コロニー〈インダストリアル7〉内から、宇宙へと移行。連邦軍の若きパイロット・リディや、「袖付き」のアンジェロなど、今後の展開に大きな影響を与えるキャラたちが一挙登場します。
小杉:〈ネェル・アーガマ〉艦長のオットー、特殊部隊を率いるダグサやアナハイム社幹部のアルベルトも面白いキャラですよ。彼らの会話から、彼らのバックにある組織の裏事情や思惑が見えたりもする。連邦とネオ・ジオンの対立だけではなくて、それぞれの中でも対立があるのが「ガンダム」らしいと思いますし、面白いところです。
――とのこと。キャラたちの一言一言から、耳を離せませんね。
小杉:そうですね。「逆襲のシャア」が0093年。宇宙世紀0096年の宇宙、連邦とネオ・ジオンがそれぞれどんな関係、状況なのかがわかるのも見どころですね。
――多くの謎に包まれたまま幕を開けた宇宙世紀新章は、物語の鍵を握る重要キャラや組織の登場、宇宙の現状が判明するこのepisode2からさらに加速していくようです。
小杉:「ガンダム」「Ζガンダム」「ΖΖガンダム」、そして「逆襲のシャア」など、それぞれの作品が脈々と受け継いできた、一連の歴史の流れにある“宇宙世紀”ガンダムの最新作です。お楽しみください。
ココが見所!ガイドさんのお薦めスポット
①池田秀一、発進!
フル・フロンタルは「シャアの再来」と言われている男ですから、これは池田さんに演じていただくしかないと思っていました収録にもすごい気合いで臨んでいただけましたし、若いキャスト陣との絡みも新鮮ですよ。
②“3倍速い”秘密が明らかに!?
原作の中で福井(晴敏)さんが、なぜフル・フロンタルは通常機の3倍速いのか、具体的に言及されているんです。パイロットとしての技量もありますが、そこをしっかり描いています。楽しみにしてほしいですね。
③第2の主人公・リディ登場!
リディがこのエピソードから本格的に登場し、物語序盤は彼の視点で展開していきます。第2の主人公と言っても過言ではない重要キャラなので、彼がどんな性格で、何を思っているのかは見どころとなります。
④響き渡る宇宙世紀のSE音!
MSの起動音やファンネルの発射音も宇宙世紀にこだわり、ep1でも好評でした。本作ではビーム・マグナムが出ます。今回もイベント上映をする予定なので、映画館で聴いていただくと迫力があるんじゃないかな。
⑤宇宙世紀のオマージュを見つけ出せ!
ep1でもザクがディテールアップされていたりしましたが、今までの宇宙世紀を知っている人なら、よりディープに楽しめる仕掛けが今回もあります。何より池田さんが名セリフを連発してくれます。必聴です。
こうして楽しめ!ガンダムUCの歩き方
ガンダムファン皆に楽しんでいただきたいので、ぜひ復習をしてから観てほしい! 映画館でのイベント上映では前話のダイジェストも上映予定ですが、「UC」episode 1や宇宙世紀のガンダムシリーズを見直すと、より楽しめる内容になっています。
月刊アニメディア2010年9月号 GUNDAM SPECIAL ガンダム浪漫飛行 ~メカ・パイロット・美少女に魅せられて~ OVA「機動戦士ガンダムUC」episode 2「赤い彗星」小杉尚弘プロデューサーインタビュー 要約版
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小杉尚弘プロデューサーインタビュー (1)
――多くのキャラクターが織りなすドラマも「ガンダム」の魅力のひとつ。その中でも、主人公とヒロインが絡んだ少年少女の葛藤こそ見逃せない浪漫である。
全6話で描かれる本作は「ガンダム」の原点である宇宙世紀を舞台にした新シリーズ。1話では、主人公のバナージとヒロインのオードリーの出会いが描かれた。2話は、ふたりが収容される連邦軍の戦艦ネェル・アーガマに舞台が移る。小杉尚弘プロデューサーは
小杉:1話のバナージは、宇宙世紀を舞台にした「ガンダム」の“お約束”である巻きこまれ型主人公として描いています。
――と解説する。
小杉:ひとめぼれしたオードリーを助けるために彼女の元へと戻ろうとするところから、バナージの心情はどんどん変化していました。2話では自発的にユニコーンに乗って出撃するなど、自分の意思で動く姿が描かれます。また、バナージには1話のカーディアスのように、毎回大人との関係を描く場面があります。大人と子どもの対立は作品の軸のひとつです。
――お姫様風のオードリーは、なにやらワケあり。正体を隠している少女だが……。
小杉:1話を見たオールドファンにはもうおわかりかと思いますが(笑)、2話でオードリーの正体が明かされます。彼女のエピソードから、ネオ・ジオンの中でも考え方の違いがあることがわかりますね。一枚岩の組織はあまり登場しません。これも「ガンダム」の“お約束”です。
――ふたりは、やがて互いに心惹かれ合う存在になっていく。そんなふたりの間に割って入ることになるのが、仮面の男、フル・フロンタル。2話から本格的にバナージたちに牙をむき始めるようだ。
小杉:シャアの再来と言われるフル・フロンタルが、バナージとオードリーが収容されているネェル・アーガマを攻撃します。フル・フロンタルが乗るシナンジュとバナージのユニコーンのMS戦は、作画・音楽・SEも相まって、必見です。
――これまでの「ガンダム」に登場した主人公とヒロインの行方を大きく分けると、主人公とヒロインが対決する悲劇型と、主人公がヒロインを守って戦いを乗り切る大団円型がある。バナージとオードリーには、どんな運命が待っているのだろうか? ふたりは心通じる関係になるのだろうか? それこそがロマンスである。
小杉尚弘プロデューサーコメント
バナージ・リンクス
彼には現在の若い世代に通じる部分があるので、昔の宇宙世紀の主人公とは、若干違う部分があります。
オードリー・バーン
彼女が大人びているのは、幼い頃から組織の旗頭にされて何度も修羅場をくぐってきたから。一般人の娘とは違います。
フル・フロンタル
アフレコはもう終わっています。シャアを演じた池田秀一さんにフル・フロンタルの声をシャアそのもので演じていただきました。
小杉尚弘プロデューサーインタビュー (2)
――1話のファンの反響はいかがでしたか?
小杉:1話は「機動戦士ガンダム」を小学生の頃に見ていた人たちが思っている「『ガンダム』ってこういうものだよね!」という“宇宙世紀的なお約束”を散りばめて構築しました。「機動戦士ガンダム」ではこうだったから、16年後の世界ではこんな感じになるのでは?といった時代の変遷は特に意識しています。ビジュアル的にも、セル画を使っていた昔のアニメの持ち味を、デジタル技術を使って再現してみました。だから、若い方は少し古いと感じるかもしれませんが、オールドファンからはありがたいお言葉ばかりいただき、非常に恐縮しております。
――“お約束”は意識されていたんですね?
小杉:巻きこまれ型の主人公。少年と大人の対立。その関係の中で主人公が成長していくという「ガンダム」的なお約束が満載です。
――オールドファンにとって宇宙世紀は特別で、連邦対ジオンという対立の構図や時代の空気などが頭の中にセットされる気がします。
小杉:「宇宙世紀」と言うだけで〈魔法〉がかかる感じでしょうか(笑)。「機動戦士ガンダム」から続く歴史からくるものだと思いますよ。人それぞれの捉え方がありますが、僕がイメージする宇宙世紀は、もの悲しい宇宙の話という感じ。通り一遍ではない人間性あふれるドラマ、その中で展開されるモビルスーツバトル。それが僕が思う宇宙世紀です。
――福井晴敏さんの小説を映像化するうえで工夫されているのはどんな点ですか?
小杉:小説の内容を一字一句再現したら、52本のTVシリーズでも足りないくらいの物量です。今回は、どれを削るかではなく、どの部分を取り上げて中心にするか、という方法をとっています。よりわかりやすくするために、バナージとオードリーの話を中心にしました。それは今後も変わりません。その中でどこまで世界を掘り下げて描けるかが勝負ですね。
――1話はバナージとオードリーの運命的な出会いが印象的でしたが、2話の展開は?
小杉:ふたりは、ネェル・アーガマで再会することになります。そこに連邦軍のリディが関わって、ちょっとした三角関係になり始めます。
――2話の注目キャラといえば、やはり?
小杉:3倍速い赤いモビルスーツを駆って、ネェル・アーガマに襲いかかるネオ・ジオンの首魁フル・フロンタルで間違いないでしょう。
――フル・フロンタルが1話で登場しなかったのは、何か意図があったのですか?
小杉:収まらなかったというのもあるんですけど、あえてということにしておきましょう(笑)。2話は、本当にフル・フロンタル役の池田秀一さんの声を十分堪能していただけると思います。宇宙世紀の新作としては映画「逆襲のシャア」(1988年)以来の、22年ぶりの登場です。なぜこんなにシャアがみんなからもてはやされるか、ということがよくわかるようになっていると思います。そして、演じる池田秀一さんがどれだけすごいかもわかるのではないでしょうか。戦闘シーンではお約束のセリフもありますので、お楽しみに。
――2話以降はどんな展開になるのですか?
小杉:今後の予定では、バナージは2話の最後でネオ・ジオンの拠点であるパラオへ向かいます。その後、宇宙から地球へと舞台が移っていきます。重力のあるなしで、ユニコーンの戦闘の仕方も違ってくるでしょう。また、地球で暮らしている人々の考え方は、厳しい生活環境である宇宙で暮らす人々とは全然違っていることも表現できればいいですね。
――作品をより楽しむアドバイスをひとつ。
小杉:登場人物たちには裏のあるセリフも言わせているので、宇宙世紀の「ガンダム」を知らないとわからないところが結構あります。これを機会に、小説も含めた今までの宇宙世紀「ガンダム」の作品を見てもらえると、より楽しんでもらえると思います。
――最後に「ガンダム」の浪漫といえば?
小杉:基本は、人間ドラマに基づくモビルスーツ戦ですね。単なる戦闘ではない、感情がぶつかり合う戦い。互いの立場を口にしながら戦うのは「ガンダム」のひとつの醍醐味じゃないですかね。お互いが背負うもののために戦っていることがドラマチックに描かれる。そこが「ガンダム」ならではの浪漫でしょうか。
加上上个月的
GA访谈
流言内容一半已经肯定,而且用词官方的一塌糊涂,看来比较靠谱?
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本帖最后由 不灭的杂兵 于 2010-8-9 00:21 编辑 ]