虽然和主题无关,不过看看还是蛮有意思的
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月刊ニュータイプ2009年9月号 ガンダム監督対談 元祖VS新鋭 富野由悠季VS水島精二 要約版
30年前、「機動戦士ガンダム」で「アニメ」の歴史、概念すら変えてしまった監督・富野由悠季。そして現在、かつての視聴者からシリーズ最新作「機動戦士ガンダム00」の監督となった水島精二。元祖と新鋭が語り合うとき、アニメと「ガンダム」の新たな時代が幕を開けるのか。
――30年間に飛躍的に拡大したアニメ業界を、どう思いますか?
水島:ますますいろいろと(製作委員会などの)人の意見が入ってきて、富野さんのような信念の強い人、作家性の強い人にとっては特に大変な時代じゃないかと思うのですが?
富野:違いますよ、僕ほど資本主義にまみれて周りの言うことを聞いてきた人間はいないですよ。TVという社会の公器にのせられる媒体の作品として発表されるために、社会的に恥ずかしくない最低限度の価値を植えつけなければならないという使命を持たされたんですから……。
――インターネット普及による「素人評論家」に影響されることは?
富野:
本気で作品をつくっている人間に、素人の有象無象の意見を聞く暇はない!と言わせてもらいます。
水島:声高に主張する人もネットにはいますし、呼応する作り手も確かにいるけど、それは一部で根本の部分は変わっていないと思いますね。
富野:それは作り手側の都合のいい解釈かもしれませんよ。見る側は有象無象の集まりであることが多いです。政治哲学者、ハンナ・アーレントの言い方を借りれば、その有象無象のことを「モッブ」と呼ぶんです。極めて無責任に集まってきて飽きるとパッといなくなる。しかしアニメというのは絶対的に制作資本が必要で、それを得るためにはモッブを相手にしなければならないでしょう?
水島:(アニメ制作について)僕たちは根本の部分で、そう教えられてしまってきた部分がありますね。
富野:そんな見苦しい映像を乗り越えるためにコンセプトを付け加える、ということを「ガンダム」でやったつもりです。そうしたら、モッブの中のある部分が認めてくれたわけで、それはありがたい話ですね。
――かつて「アニメは子供のもの」で大人が語ることは少なかったかと。
富野:子供に見てもらうというのは、大人のモッブに見せるよりもはるかに大変なんですよ。なぜなら子供は無垢だから。なめた見方をしないから、大人の常套句も通用しない。30年前に、気づいたことがあるんです。倫理観や道徳観といったものに対して、絶対にニュートラルでなければならない。もっと言うと、正しいことを教えなきゃいけないんだ、と子供たちに教えられたのです。
水島:それが“ファーストガンダム”のとき中二だった僕にも届きました。今まで見てきたアニメとはまったく違う、とショックを受けましたね。
富野:僕はずっと、子供とティーンエイジャーをターゲットにしてきました。その彼らが30、40代になっても見られるような作品をつくる、そう覚悟を決めたんです。だからこそ、宮さん(宮崎駿)は「(崖の上の)ポニョ」をつくったんです。僕や宮崎駿さん、高畑勲さんが、アニメだって大人が死ぬまで見てもいい、という媒体に育てたんですよ。こう言うと宮崎監督にしかられるけどね。
――当時の子供たちが今も魅力を感じているのはその「覚悟」のため?
富野:宇宙戦争もので、敵と味方が人間同士だったら、それはちゃんと「戦争映画」になるよね。それだけのことをやっただけです。
水島:物語で何を語るのか、キャラクターが何を思ってどう行動するのかという部分への共感と、自分がわからなかったことを知り、触れられる発見。それが「ガンダム」のすごいところだと思いますね。
富野:
“ファーストガンダム”の劇場版三部作、今見ても面白いんですよ、つくった張本人なのに。見直すたびに新発見がある。“作品”は作者を乗り越えていくんです。作家が消えても作品として残るんですね。
水島:“作品”は残っていくんですね。
富野:そう。好き嫌いを超越した存在。“ファーストガンダム”、感動するよ、名監督がつくったと思うもん。
水島:そういう感覚は僕も同じで、その思いをまた味わいたいという気持ちで、今もやっているわけで……。
富野:そこに打算と計算が入った瞬間、作品でなく単なる駄作が生まれてしまうから気をつけましょうね。
――今後、二人が目指すものとは?
富野:モッブの集まりでつくられる主義主張を、ハンナ・アーレントは「全体主義」と呼んでいるんです。このことを「ガンダム」で伝えるには、まだ時間がかかるかもしれない。でも、それをやろうと思っています。
水島:モヤモヤと考えていたことがズバッズバッと出てきて、(対談は)富野さんの作品に直に触れているような、気持ちのいい経験でした。言葉としてきちんと伝えていく、それをこれからの作品にもつなげていきたい。富野さんは優しい人だと思います。これを機会に友達として認めていただけると嬉しいですが。
富野:優しくなんてないです。他人とは、かなり面倒くさがりやの動物だってこと、覚えといてよ。
水島:僕は富野監督に、ますます興味を持ちましたよ。そう言ってくれるのもまた“愛”からでしょ?
富野:誰がお前なんか愛するか。俺、女の子のほうが好きだもの。
「機動戦士ガンダム」富野由悠季監督コメント
当時、「ガンダム」でやっと“SF映画”がつくれると思った。次の時代につながっていくコンテンツになっていくはずだと、そう信じています。
「機動戦士ガンダム00」水島精二監督コメント
「ガンダム」という枠組の中で新しいものに取り組んでいけたら、と「劇場版」を控えた今も思っています。
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本帖最后由 不灭的杂兵 于 2009-8-8 02:19 编辑 ]